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屋根の基礎知識

屋根編

■屋根ってなあに?

屋根は、建築大辞典によれば、「建築物の上方に位置し、外部に面して空間を覆うもの」と定義されて、建築物の中で人々のさまざまな営み、活動を雨露、風雪、寒暑、ほこりなどから守る覆いとして屋根はなくてなならない建築物の基本的要素です。


■屋根の役割?

雨露をしのぎ、強い陽射しを遮るものとして、私達の先祖が作り出した住まいの原型でもある屋根。

しかし、雨露を凌ぐだけではなく地震、台風、四季の変化にも屋根は耐えなければなりません。簡単に崩れたり、吹き飛んだりせず、万が一火災が起こった時建物の延焼を防ぐため燃えない屋根である事、さらに耐久性。屋根は家の根っこを意味する“家根”ともいうように屋根が傷んでいては建物そのものの存立も危うくなります。

又、四季があるため年間100℃に近い温度差(真夏の屋根の表面温度は90℃近くにもなる)に耐えなければならず、屋根は過酷な条件にさらされる為長持ちのする材料である事に加えしっかりとした施工、メンテナンスが必要です。

近頃は大気汚染による酸性雨、海岸沿いの塩害も問題になり、それに対する対候性も求められるようになり、施工性がよくメンテナンスの費用が少なくて済む事も屋根には課せられます。


■屋根の形とは?

屋根は建物の“生命”そして建物の“顔”建物の耐久性、対候性を左右する大事なポイントである事はもちろん、建築の象徴として、建物の表情を決める重要な部分です。

屋根の形状、デザインにより建物の美観は大きく変化します。屋根は街並み景観を形成する大事な要素なのです。

屋根は昔から色々な形が考え出され、その組み合わせに限りがないといわれる程です。

屋根の形は建物の種類、用途により建物の大小、間取りや構造の違い、平面形などによっても異なります。


■日本で使われる屋根の形

屋根の形とは別に建物を設計する段階では勾配、荷重、野地寸法など、屋根の構造が重要に成ります。

設計に無理があると、どんなにいい材料、施工をもってしても補う事が出来ません。各種の屋根材には標準的な屋根(野地)勾配があり、屋根の流れ長さとの相関関係で見る必要があります。荷重も屋根にとって大事な要素です。

屋根材が屋根構造に比べて著しく重ければ、垂木に負担がかかり野地、さらにそこに葺かれた屋根材にも影響が出てきます。

近頃では北側斜線、高さ制限の問題もあり屋根形状が複雑にならざるを得ない状況ですが、野地づくりに無理があるのは屋根にとって良くないことです。働き寸法を前提に野地を設計しなくてはなりません。

屋根材編

■屋根材ってなあに?

住宅は自動車のような耐久消費財ではないのだ簡単に買い換えるという訳にはいきません。

長期間の耐久性を維持する為の大きなポイントは屋根にあり、雨露を凌ぎ暑さ寒さから家を守る機能、建物全体の美観・デザイン性も要求される屋根は、形とともに、屋根の材料にもこだわりたいものです。屋根材は自然の物と人工の物に分かれます。

自然系の材料は天然スレートに代表される石と茅葺き、檜皮葺きの材料の草木です。自然の素材に対し、人工の屋根材として窯業系・化学系・金属系などの材料があります。

窯業系は人工の材料として最も古い粘土系、セメントを主原料にしたセメント系に分れセメント系にはスレート系という仲間がいます。化学系の材料は不燃シングルなどが該当し金属系は鋼板と非鉄金属に大別されます。

粘土系屋根材は粘土を素材とした焼き物の材料で、釉薬を使わない燻し瓦、無釉薬瓦、釉薬を使う釉薬瓦に分れ、燻し瓦は文字通りいぶした瓦で燻し銀のつやが特徴です。釉薬も燻しもかけず粘土の生地そのままの色を出したり、焼成炉内の今度調整により独特の色出すのが無釉瓦です。

釉薬瓦は最も多く使用されている瓦で、乾燥した瓦素地に釉薬をかけて焼成します。陶器瓦と呼ばれる事が多いです。釉薬の変わりに食塩を使った塩焼き瓦・生釉を用いて還元焼成する還元瓦も釉薬瓦になります。

セメント系はセメントと砂を主に使いプレス成形の厚形スレート硬練のモルタルをロール押しパレット成形したコンクリート瓦・セメントと石綿やビニロンなどの繊維を主原料にした薄い板状の材料スレート系があります。セメント系の材料は比較的新しい材料です。

金属系屋根材は多くの材質がありますが、鋼板と非鉄金属に大別できます。鋼板は亜鉛鉄板などのメッキ鋼板・カラー鉄板などの塗覆装鉄板のほか、合金版、複合材に分れます。

鋼板・チタン・鉛の屋根材は非鉄金属品です。化学系としてアスファルト・シングルや不燃シングル。自然系としてススキ・杉・檜などの板もあります。

各種屋根材

■粘土系瓦ってなあに?

『瓦』とは粘土を一定の形に固めて焼いたものとされています。

本来粘土製の物にしか使われない名称ですが、セメントや金属の屋根材にも○○瓦という名前がつけれら邸いるのは粘土瓦と意匠的に似ている為と屋根材イコール瓦といった固定観念があった為と思われます。

粘土瓦にも色々な形が有り、江戸時代までは本葺形(ほんふきかた)と和型(J型)の二種類でしたが最近では住宅の洋風化で洋風タイプの瓦が開発されてきました。本葺瓦は主に社寺建築に使われ、わが国の粘土瓦の原型です。和型(J型)が粘土瓦を代表する形で、最も多く使われています。明治時代にわが国で造られたフランス生れの洋瓦(F形=フランス形)が登場します。

F形は本邦初の長方形板状デザインでした。大正時代には、竹を割った形の上丸と下丸を交互に葺き重ねていくスパニッシュ形と。これを一体にして改良したS形が登場しました。他に波の連続形である波形もあります。

■セメント系瓦ってなあに?

セメントを主原料とし、製法の差異により厚形スレートと、その他の施釉セメント瓦、高分子繊維強化セメント瓦、コンクリート瓦などに分けられます。

施釉セメント瓦は釉薬瓦に使う釉薬で表面処理した厚形スレートです。高分子繊維強化瓦は厚形スレートの仲間ですが、アクリル系やフッ素系樹脂塗料で塗装しています。

コンクリート瓦は厚形スレートと同じ材料で構成されますが、配合割合、製法が異なります。


■スレート瓦ってなあに?

『スレート』は英語本来の意味から、粘板岩で出来た屋根用の薄い板(天然スレート)ですが、最近はファイバースレート製(天然スレートと区別すれば人工スレート)が開発され、ファイバーセメントには、代表的な石綿(アスベスト)や、特殊ビニロン繊維などの有機繊維があります。一般的には天然スレートも、ファイバースレートも含めスレート瓦と呼ばれいます。


■シングルってなあに?

アスファルト製の屋根用こけら板がアスファルトシングルです。日本では昭和30年頃に登場しました。フェルト紙の両面に良質のアスファルトを塗布、表面に色砂を圧着した素材で、約10kg/?uと軽量で、柔軟性がある為、曲面にも簡単に施工できるので、事由設計の屋根に好ましい材料です。円形でも三角形でも思いのまま施工でき、主にレストハウスや店舗、非住宅大型物件に使われています。


■金属系ってなあに?

金属系屋根材は、鋼板か非鉄金属に二分され、一般に軽量性・防水性・不燃性・加工性に優れ屋根勾配・屋根形状に対応しやすい反面、断熱性・遮音性には配慮が必要で、一般に薄い素材の為防錆・防蝕にも注意しなければなりません。軽量なので強風にも注意が必要です。

積雪地域尾を除き、オフィースビル・体育館・倉庫など非住宅大型物件に多く施工されていましたが、最近ではマンション・レストランの屋根はドにも施工されるようになりました。

※掲載写真は全て弊社の写真です